[introduction]特集記事「100」について

1年生が入学してから100日目に、100日パーティを開く小学校がある。アメリカの話だ。

100枚の1セント硬貨、100個のミニカー、100粒のジェリービーンズ―。
子供たちは自分で考えた「100」をパーティに持ち寄る。なんでもいい。とにかく「100」を。

その日に向け、子供たちは考え、貯めて、数えて、揃える。

何を100集めたらみんなは驚くか。喜ぶか。笑うか。

100日パーティまであと100日。99日。98日。

1セント硬貨が1枚。2枚。3枚。4枚。
ミニカーが41個。42個。43個。44個。45個。
ジェリービーンズが71粒。72粒。73粒。74粒。75粒。76粒。

気がつけば、1から100まで数えられるようになっている。

目の前にある100枚の1セント玉。
目の前にある100個のミニカー。
目の前にある100粒のジェリービーンズ。

一瞬にして子供たちはわかる。そして思わずこう叫ぶ。

"100って、こんなにいっぱいあるんだ!"

数えることで知る、100の意味。
ヴィジュアルで知る、はじめての100。

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100に纏わるこのエピソードが、100にこだわる読物『100』の理想でもあります。

色々な意味を持つ100は、数多の恵みを持つ100でもあります。
100数えることで得られる知識。
100集めることで抱く感情や感覚。
100やってみることで感じる虚無や満足。
100見ることで知る圧倒的なヴィジュアル。

100から学び、知る事はあまりにも面白く、あまりにも愉快で、あまりにも

くだらない

かもしれません。

読物『100』で、100にたっぷりと染み込んだ「恵み」を味わってもらえれば幸いです。
文章、映像、イラスト、写真、音楽。さまざまな手法で100にこだわってみようと思います。

「100」は「ひゃく」でも「いちまるまる」でも「ワンオーオー」でも、お好きなように呼んであげてください。
私は便宜上、「モモエ」と呼ばせてもらうことにします。

「100」編集長
長峯 亘

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