Jogga

読書傾向

February 16, 2010 10:28 AM jammy  デス本 ブロ本

最近読んだ本でもメモしてお茶を濁す。

言語表現法講義 (岩波テキストブックス)
加藤典洋氏が大学で行った講義を纏めた1冊。
感動・感激・悲しみ・苦しみという、内に秘めたる重力で文章を書かず、あらぬ方向から降ってくるその他のゴミにぶち当たっていくと、運動量豊富な文章が書けます、などなど。文章を生業にする・したい人はまず読んだ方がよい気がする。名著。読後の"文章書きたいぜ!"感、半端ない。

秘伝 〈プロ編集者による〉文章上達スクール (1)
上達!とかアホかと思ってこの手の本は一度も読んでなかったんですが、著者の村松恒平氏、雑誌「宝島」「VOW」の元編集者。ハートのいくらかは宝島スピリッツ、VOW思想で出来ている自分はこれ読まなきゃと思って読んだら大当たり。QAだけで構成されてて、Qは生々しい悩み、Aは痛快な答え。上達するかどうかは別として、文章に対する心構えを正すよいきっかけにはなりました。

ニッポンの小説―百年の孤独
小説論。でも高橋源一郎氏の著書なので、あんま小説とはなんぞ!みたいなことは書いてなくって、まぁ、世の中のややこしい事とか、ぶっ壊れたところを小説が担うんで、あとはみんながんばって生きて、的な、高橋源一郎氏らしい一冊。ガルシア・マルケスから中原昌也、三崎亜記、はてはJJまで引用した評論は愉快でした。

アートを書く!クリティカル文章術 (Next Creator Book)
映画・音楽・美術など、アートに関する原稿を書くための文章術。あんま面白くなかったです。やっぱ文章術!とか唱ってる本ってロクなのないんじゃないか?ちなみに各ジャンルの名文を集めてここがいいとか、ここはもっとこう表現出来るとか書いてあります。切羽詰った人が読んだらいい。

popeye物語―1976~1981
雑誌『ポパイ』出版の裏話的一冊。面白かった。平凡出版、マガジンハウスの勢いがビンビン伝わってきて。サブカルとかアメカジって言葉が生まれた時代、悪くないです。

東京ヘッド
サブカルっていうか、ゲーカル。ゲームカルチャーを語る上で絶対忘れたらいかん90年代「バーチャファイター」ブームに一役も二役も買った"池袋サラ""新宿ジャッキー""ブンブン丸"あたりのゲームプレイヤーにスポットを当てたドキュメント本。これ傑作。ソーシャルアプリだゲームだって世界に身を置く人はまず読んだら、ちょっと色々考えちゃうだろうなぁ、というくらい傑作。ゲームって薄暗さ、みたいなのがどこかにないと。今のゲーム明るすぎ。華やかすぎ。

土間の四十八滝 (ハルキ文庫)
町田康著の詩集です。買って書棚にあるべき本。以下引用。

ほんとうに死んでいない君に僕らの痛苦は分からない。迷妄さ。我執さ。すべては古池のなかから顕現するんだぜ
といってしみじみ古池を見るとききょうびの少女が誤って混入したエメロンでせっかくの古池が泡だらけだ
みっともない古池だなあ。見苦しい古池
 
古池や
南無なにもかも
泡だらけ、

であった。であった。であった。であった。と四回も云ってから俺、入水
 
「古池や 刹那的だな 水の音、が」より

こういうの好きなんです。

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
イギリスのコメディが好きな人は面白がって読めるSF小説。
ナンセンスとかシュールって言葉の危険性は重々承知の上で敢えて言うとナンセンスでシュールなスラップスティックコメディ。もっとわかりやすいありがちな言葉で言えば、おバカなSF。特にストーリーもなく、ただただ悪ふざけ。でもそこは英国紳士、スマートに笑わせてくれて吉。映画も面白いらしいです。続編はまだ未読。今いちばん読みたい本。こんなに面白い本があるなんて!と久々に思ったぞこれ。


最後に、このあと買って読む予定の本はコレ↓



ウンナンのツーショット。キュンとした。キュン買い。

う・ふ・ふ

December 15, 2009 5:20 PM jammy  デス本 ブロ本

ピンクレディースケジュールの12月だ。もしくは山口百恵スケジュール。ありがたい話である。先日某化粧品ブランドのライティングをすることになり、参考でさまざまな化粧品メーカーのCMなんかをチェックしていたら、



♪う・ふ・ふ・ふ、だ。う・ふ・ふ・ふ見つけた。曲も歌詞もたまらん。秘書と社長の芝居もいいなぁ。う・ふ・ふ・ふって言葉がなによりいいなぁ。これが、ず・び・ず・ば、だったら、だめだなぁ。お・に・ぎ・り、でも、だ、だ、だめなんだなぁ。EPOってすげぇ。

隙を見てはちびちびと、『ことばのために』シリーズを読んでいる。シリーズの中でも『ことばの見本帖』と『大人にはわからない日本文学史』は、荒川洋治・平田オリザ・高橋源一郎あたりが書いていて、ちびちび読むつもりが最終がっつく感じで読んでしまう。高橋源一郎って本当ヘンテコな人で面白い。小説・詩・戯曲など、あらゆる"ことば"の表現を取り上げて、あーだーこーだ書いてる、そのあーだーこーだが血肉に。変にビジネス書を読まなくても、だいたいの事はこういう本に書いてある気がする。



本は風呂で読むので、ブロ本と呼んでいる。『ことばのために』シリーズも、一度ブロ本として湯船に浸かりながら読んだのだけど、あんまりブロらなかった(風呂で読むのには適さない、の意)。この本はデスクで読む、デス本だった。デス本は目に付くところに置いて、チロチロと読んだり読まなかったりするのがいい。何かヒントがあるのでは!と思って手にとっても、だいたいそこにヒントはない。ないけど、あるかも!と思って一瞬ふわっと気分が盛る、あの感じだけを求めてデス本を探し続けている。

ちなみに最近のブロ本は『破獄 (新潮文庫) 』。4回も脱獄した白鳥由栄の話。移送の時に手錠してたのに、看守が気付いたら手錠はずしてリラックスしてた、みたいな話が可笑しくて2風呂で読了。

すごくブログっぽい雰囲気。う・ふ・ふ。

welcome to happy set by jogga
ジョッガ代表がhappy setな調子で謳い、綴っています。

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